伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」

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さてさて今回で何度目かの仙台への旅である。

今回も俺を仙台に案内してくれるのは、今最も好きな作家の一人伊坂幸太郎さんである。

ゴールデンスランバー
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伊坂 幸太郎


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 今まで彼に案内された仙台は人類滅亡まで後数年に迫った仙台だったり、街角のCDショップで死神が試聴している仙台だったりとどれも魅力的な仙台ばかり。そして今回は首相公選制が施行されている日本の仙台である。

 たった一晩彼の作品を頼りに自分の部屋で仙台の街を旅する。俺にとって至福の時間の一つである。

 時には過去の時間、未来の時間、そして現在、彼に導かれる旅は時間旅行でもある。やや変則的に思える作中の時間軸に俺の意識は翻弄されながらもページをめくる手は止まらない。

 物語の終盤近くになり今までの伏線が一つにまとまり大団円をむかえ本を閉じる瞬間、ある実在の権利保護団体のクレジットに一笑いする。ここまで計算してるのかなぁ?それとも俺の考えすぎ?どちらにしても今回の旅もよい旅でした。

 十代のコロ村上春樹の品を読みふけっていた時期、作中の世界にこれから訪れる20代の生活を憧れをもって読んでいた気がする。

 実際に20代に入って、環境や生活が大きく変化して彼の作品から遠ざかり、期待していた20代とはずいぶん違うが、それなりに充実し、切ない思いや、チョットした冒険の日々は確かにあった。

 30代に入り何処となく彼の雰囲気に近い伊坂さんの作品に出逢い彼の作品を読むと、そんな10代や20代の自分を懐かしく思い出したりする。

 20代のころより更に環境や生活は変化し自分すら今後の道筋がよく分からない自分であるが、きっと40代や50代になったとき30代の俺もまあまあ良かったよなぁなんて思うんだろうなぁ。その時に俺は誰の作品を手にしてるんだろうか?

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このページは、mokuzenが2007年12月14日 22:49に書いたブログ記事です。

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