2008年1月アーカイブ
鯨の王
藤崎 慎吾
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小笠原諸島の深海で巨大鯨の骨が発見された途端、盗まれる。未知の鯨の可能性を指摘していたアル中の鯨類学者に、米バイオ企業から調査の依頼がくる。同じ頃マリアナ海域で米海軍攻撃型原潜(SSN)が襲われ、乗組員半数が変死を遂げた。調査に乗りだす米海軍、そして米バイオ企業に中東のテロ組織の思惑まで絡み合い、やがて……。
海洋モノは俺にとっても珍しいな。この作家さんハジメテ読むのだろうと購入時は思ったが、読み進めるうちに過去「ハイドゥナン」って作品を読んでいたことを思い出す。
この本を読んでいるときにリアルタイムで日本の調査捕鯨船に環境保護団体の抗議活動がニュースになる。関西出身の両親の元で育った俺は子供の頃比較的頻繁に鯨肉が食卓に上った。特にこの時期は鯨肉と水菜の「ハリハリ鍋」などよく食べたな。もし本当に個体数が激減し絶滅の危機にあるのなら、当然日本の食文化より保護が優先されるべきではあるが、捕鯨をしていない国が大多数を占める国際捕鯨委員会に決められたくはないし、あの団体が正義の団体ともチット思えないなぁ~
作品は概ね満足。人物の設定をもう少し細やかにしてくれるとより面白くなったのではないかな。
08年1月22日終読
突然ではあるが愛である。
そう愛情である。
俺の場合は異性への愛情についてである。
土曜日の夜HPを作る事になっている劇団の代表と制作担当者(共に女性)と都内某所の隠れ家的居酒屋(どうやら本当に隠れ家のようで終始客は俺等だけ、次回あの店はあるのだろうか)で打ち合わせ。必要な話が済んだ後、当然一般的な芝居の話などになって、そのままなぜか”愛情”の話になる。
女性二人から俺の愛情に対する考えを聞かれ「愛情を向けられるのは重いよね」的な言葉が口から出る。普段あまり考えない事を聞かれたわけだが、スット口から出た言葉に自分でも少し驚く。そうか?本当に以外なのか?自分でもよく分からないが、まるっきり思ってもないことが口から出たとも思えない。
やや特殊になってしまった思春期以降の家族のありようなどをポツリポツリと話し、それを彼女等が分析する。でっ彼女等が出した結論。「もくぜんさんは愛情の受け止め方を知らないのね」
・・・そうだったのか・・・?。帰りの地下鉄の中自問自答するが、答えは出ない。
一日たっても答は出ない。がっ考えの対象が「愛情の受け止め方」に変わってきている。って事は「知らない」って事を認めたことになるのかなぁ?まぁ認めたくないわけではない。そもそもあまり考えた事の無い話なので、自分に向けられた客観的な俺像が新鮮でもあり、意外でもあるが、外れているとも思えないそんな感じなのである。
だが二日目も考えているかはわからない(それがダメなんじゃないの俺?もっと考えるべきじゃないの俺?)。
昨日、昨年9月末より俺を悩ませていた事象に(取り敢えず)一区切りがつく!正直キツカッタ~、自分の弱さを実感もしたが、とにかくホッとしただ~ぁ。
とっそんなホッとした感でいた昨日の帰り道JRから地下鉄への乗り換えの際にルミネ新宿のB2フロアーにふらっと入ってしまい、シュークリームとプリンのお店芦屋タカトラで
最後の陪審員 上巻 (1) (新潮文庫 ク 23-23)
ジョン・グリシャム 白石 朗
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うら若き未亡人が殺された。それも幼子二人の前で、無惨にもレイプされ――。ときは’70年代、大学を出たばかりのウィリーは思わぬなりゆきから南部フォード郡の地方小新聞を買収したばかりだった。がむしゃらに新聞を軌道にのせようとしていた彼が出会ったその大事件は、彼の人生そのものを変えることになる・・・・・・。リーガル・スリラーの巨匠が、満を持して描くアメリカの過去と深き闇。
最後の陪審員 下巻 (3) (新潮文庫 ク 23-24)
ジョン・グリシャム 白石 朗
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「おれを有罪にしてみやがれ。いいか、おまえたちをひとり残らず仕留めてやるからな」不気味な言葉を残して男は法廷を去った。犯人は「逮捕されたためしがない」有力一族の一員。ウィリーはいつしか一族全体から敵視されていた・・・・・・。そして小都市クラントンは再び震撼する。鍵を握る陪審員たちの連続殺害事件。残るはひとり――。圧倒的な筆力が生む骨太のサスペンス、絶妙の終幕。
久しぶりのグリシャムである。このクラスの作家になると買うときに不安になることがないな。一定水準以上の楽しみは約束されている。だけど、うぅん?今回のこの作品グリシャム作品としてはチョットどうかな、法廷モノを何時ものように期待していたのに、南部の小さな都市のある10年の話にまとまっている。面白くなかったわけじゃないが過去作から彷彿させる期待値が高かったせいかややイマイチ感が・・・。
東京は新宿のとある企業社宅地域で70年代(歳がばれるね)にオギャーと生まれ、過ごした俺としては、同じ年代のアメリカの南部地方小都市の生活には驚かされる。人種差別や地方都市の暮らしグリシャムの書きたいところはそんな処なのかもしれない、もしそうだとしたらこの作品は十分面白い作品である。
08年1月13日終読
肩胛骨は翼のなごり
デイヴィッド アーモンド David Almond 山田 順子
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古びたガレージの 茶箱のうしろの暗い陰に ぼくは変てこな 生き物をみつけた 青蠅の死骸にまみれ 蜘蛛の巣だれけの 彼は誰 ・・・・・・それとも、なに?*憶えていますか 幼いころの驚き そして不安 これは 不思議な生き物をめぐる 永遠の物語
タイトルに惹かれて購入。ジャンルとしては児童書になるらしいが、ミヒャイル・エンデのモモしかり最良の児童書は大人も十分楽しめるものである。いやむしろこの作品は大人のほうが胸にズーンと来るのではないだろうかなぁ。
すっかり汚れ擦れちまったこの俺も読み終わった後、俺にも昔は翼があったのかな?なんて肩胛骨の辺りを触ってしまうそんな作品です。
タイトルに惹かれて購入と書いたがこの作品原題は「Skellig(スケリグ)」。作者のデイヴィッド・アーモンド(イングランド出身)がアイルランドを訪れたさいに見た、小さな島スケリグ・マイケル島からその名を取ったとのこと(この島の詳しい記述は本書訳者あとがきにあります)。しかしねこの作品原題のままだったら俺は恐らく手に取らなかったな。訳者山本順子さんの力大なり!
08年1月10日終読
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ベルリン飛行指令 (新潮文庫) 佐々木 譲 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
1940年、欧州戦線で英国スピットファイアに苦汁をなめていたドイツ空軍は極秘情報を入手した。日本で画期的な戦闘機が開発されたというのだ。驚異的な航続距離を誇る新戦闘機、その名は”タイプ・ゼロ”。三国同盟を楯に取り日本に機体移送を求めるドイツ。日本海軍の札付きパイロット安藤、乾の二人に極秘指令が下った。張り巡らされた包囲網の下、零戦は遥かベルリンの灯を目指す!
またまた続けて佐々木譲さんの作品であ~る!しかもほぼ一晩でイッキ読み!そして読み始めて順番を間違えていた事に気づく!!前回紹介した「エトロフ発緊急電」はこの作品の続編に当たるものでした~。まっ読む順番を間違えたからといって面白さは半減してないな。
この作品は事実を基にした冒険小説だと思ってよいのかな。俺の中ではもうすっかり零戦はベルリンに行った事になってしまった。そのほうがなんかロマンがあってイイじゃない?
しかもこの極秘指令を受けたパイロット安藤大尉と乾一空曹がカッコイイ。戦闘機乗りとはこうあって欲しいと思う理想の男達なのである。例えば、イヤイヤ俺がごちゃごちゃ言っちゃイカンナ兎に角読んでみてくれ~新刊で買っても780円!この値段で最悪な時代の最良な男達に逢えるのである、安いもんさ。
08年1月6日終読
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エトロフ発緊急電 (新潮文庫) 佐々木 譲 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
1941年12月8日、日本海軍機動部隊は真珠湾を奇襲。この攻撃の情報をルーズベルトは事前に入手していたか!?海軍機動部隊が極秘裏に集結する択捉島に潜入したアメリカ合衆国の日系人スパイ、ケニー・サイトウ。義勇兵として戦ったスペイン戦争で革命に幻滅し、殺し屋となっていた彼が、激烈な諜報活動が繰り広げられる北海の小島に見たものは何だったのか。山本賞受賞の冒険巨編。
08年最初の本です。昨年からはまっている佐々木譲さんの初期の作品。俺は彼の警察モノから入ったので戦時モノってのが以外でしたが・・・。
俺はこの作家さんの事知るのが遅すぎたな。こんな面白い小説を書く作家をつい最近まで知らないでいたなんて。俺のアンテナも存外役に立たないなぁ。
しかし世間的にももっと注目されてよい作家さんです。ただまぁ最近の日本の小説界に俺が感じるのはどちらかといえば子供向けの軽いものが売れてる気(それはそれで悪いとは思わないが)がするので、読み応えのあるズシット重い作品は難しいのかもしれないな。とっ言いつつ俺もこの作品は初版の頃知らなかったワケであまりえらそうな事は言えないんだけどね。実力に見合った版を重ねやっとめぐり合えた作品、戦争モノとは言え切り口が単なるドンパチモノとは違うので女性にも是非読んでもらいたいなぁ~
08年1月3日終読
こんちは、休みボケボケのもくぜんです。
いや~ぁ休みが続くと昼夜が逆転し都内にいるのにすっかり時差ボケです。
だが飲んで喰って過ごしているかというとさにあらず。
冬休みの宿題をしております。
一つは昨年9月に俺の現存する最古の友人masaが9月にオープンした美容室「Hair & Make Colors」のホームページ作り!ドメインとってレンタルサーバかりて個人のブログ準備まではしていたのですが、そこから諸般の事情にてストップ。masaはmasaで恐らく手がけているはずですが、俺からもこんなのいかが的なものを作ってみるねと約束してるんです。
そしてもう一つはある劇団のやはりホームページ作りです。どこの劇団かはう~んまだナイショにしときましょう。とっ言っても俺関係者は既に知っているところですが。
この2つの提出先には申し訳ないのだけれど、現在の俺の実力はたいした事は出来ないのが本当のところ。だけどそこはまぁ~納得してもらった上で、取り組んでいます。まだ漠然としているのですが今後の戦略があります。その為にこの二つには自分から持ちかけたのですから。
戦略?ハイ戦略です。作戦と言っても良いです。生き残り戦略(作戦)です。まだ教えられません。いや教えないかも知れません。でもコレを読んでいてくれている貴方が仲間ならいずれコソット・・・。
え~明けましておめでとうございまする~ぅ。
なんとか2007年を生き抜いたもくぜんであります。
なんだかたいへんだったずぉ~ぉ!
2007年最後の最後まで。
あまりにも生臭い話過ぎてココにも書けやしね~ぇ。
松たか子様も入籍してしまったし、麻生久美子ちゃんも入籍した2007年。
さらば2007年、いずれ笑って思い出す時も来るだろう!
そして良く来てくれた2008年!!あんたとは上手くつきあいたぜぇ!!
今年は多くを望みません。縁側でのんびり茶すするよな穏やかな日々が続けばそれでイイ!!!
のか俺?
それでイイのか??
ど~なんだぁ俺???


