「最後の陪審員」ジョン・グリシャム著 白石 朗訳
最後の陪審員 上巻 (1) (新潮文庫 ク 23-23)
ジョン・グリシャム 白石 朗
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うら若き未亡人が殺された。それも幼子二人の前で、無惨にもレイプされ――。ときは’70年代、大学を出たばかりのウィリーは思わぬなりゆきから南部フォード郡の地方小新聞を買収したばかりだった。がむしゃらに新聞を軌道にのせようとしていた彼が出会ったその大事件は、彼の人生そのものを変えることになる・・・・・・。リーガル・スリラーの巨匠が、満を持して描くアメリカの過去と深き闇。
最後の陪審員 下巻 (3) (新潮文庫 ク 23-24)
ジョン・グリシャム 白石 朗
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「おれを有罪にしてみやがれ。いいか、おまえたちをひとり残らず仕留めてやるからな」不気味な言葉を残して男は法廷を去った。犯人は「逮捕されたためしがない」有力一族の一員。ウィリーはいつしか一族全体から敵視されていた・・・・・・。そして小都市クラントンは再び震撼する。鍵を握る陪審員たちの連続殺害事件。残るはひとり――。圧倒的な筆力が生む骨太のサスペンス、絶妙の終幕。
久しぶりのグリシャムである。このクラスの作家になると買うときに不安になることがないな。一定水準以上の楽しみは約束されている。だけど、うぅん?今回のこの作品グリシャム作品としてはチョットどうかな、法廷モノを何時ものように期待していたのに、南部の小さな都市のある10年の話にまとまっている。面白くなかったわけじゃないが過去作から彷彿させる期待値が高かったせいかややイマイチ感が・・・。
東京は新宿のとある企業社宅地域で70年代(歳がばれるね)にオギャーと生まれ、過ごした俺としては、同じ年代のアメリカの南部地方小都市の生活には驚かされる。人種差別や地方都市の暮らしグリシャムの書きたいところはそんな処なのかもしれない、もしそうだとしたらこの作品は十分面白い作品である。
08年1月13日終読
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