日本人作家の小説: 2007年12月アーカイブ
笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2)
佐々木 譲
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今年の俺の読書(小説部門)での最大の収穫はこの作家の出逢いかな。
とてもジミです。でもそこがリアルです。でもこの作品のラストシーンは
ガントレット
クリント・イーストウッド ソンドラ・ロック パット・ヒングル 
のラストシーン(の日本だったらこうかなって感じを)を彷彿とさせる感もあります。
裏金作り事件に世間の風当たりが強い北海道警。そんな中現役婦人警官がマンションで殺害されます。犯人とされるのは同じく現役警察官。麻薬の使用も疑われ道警からは容疑者への射殺命令が出されます。容疑者と目される警察官とかつてコンビを組んだ警察官が彼の無実を信じ独自に調査に乗り出すが、残された時間は24時間・・・。
読んでいて映像化されやすそうな作品だなっと思ってましたが、やはり映画化が決まっているようです。作品名も単行本の時は「うたう警官」だったのが文庫本化されるときに今回の「笑う警官」と角川春樹さんのアイディアで改題されたとか。映画も楽しみです。
さてさて今回で何度目かの仙台への旅である。
今回も俺を仙台に案内してくれるのは、今最も好きな作家の一人伊坂幸太郎さんである。
ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
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今まで彼に案内された仙台は人類滅亡まで後数年に迫った仙台だったり、街角のCDショップで死神が試聴している仙台だったりとどれも魅力的な仙台ばかり。そして今回は首相公選制が施行されている日本の仙台である。
たった一晩彼の作品を頼りに自分の部屋で仙台の街を旅する。俺にとって至福の時間の一つである。
時には過去の時間、未来の時間、そして現在、彼に導かれる旅は時間旅行でもある。やや変則的に思える作中の時間軸に俺の意識は翻弄されながらもページをめくる手は止まらない。
物語の終盤近くになり今までの伏線が一つにまとまり大団円をむかえ本を閉じる瞬間、ある実在の権利保護団体のクレジットに一笑いする。ここまで計算してるのかなぁ?それとも俺の考えすぎ?どちらにしても今回の旅もよい旅でした。
